当ブログのアクセス上位の記事に【随時更新】法学部にオススメの書籍【法学部】 - LAW LOGがあります。今回は、その第二弾となります。
- 『法実務からみた行政法』
- 『法律相談入門』
- 『公務員弁護士のすべて』
- 『法のデザイン』
- 『実務ロイヤリング講義』
- 『AIがつなげる社会』
- 『現代の裁判』
- 『法学部生のための選択科目ガイドブック』
- 『相続道の歩き方』
- 『もっと論理的な文章を書く』
『法実務からみた行政法』
まずは、本書の紹介文を読んでみましょう。
かつてない“対話企画”。軽妙な語り口で、国と自治体の法環境、法制のあるべき姿を浮かび上がらせる。初心者でも読み進められる、基本用語集付き!具体的な事例を挙げて、国法と自治体法の両面から、自治体を巡る法環境について紹介(「BOOK」データベースより)
「対話企画」。対話形式の本は、総じて読みやすいですが、本書も例外ではありません。
自治体に興味がある法学部生は、必読の一冊だと思います。自治体は、何のために自主条例を制定しているのか。
国と自治体との関係や、自治体が抱える課題を紐解く。今の行政実務の姿が見えるくる一冊となっています。
公務員志望の人はもちろん、地方行政に興味関心のある学生にオススメの一冊です。
『法律相談入門』
本書は、
若手法律家へ向けて、法律相談の流れと留意点をやさしく楽しくイラストを交えて解説!
今日から使えるキラーフレーズや依頼の断り方など、先輩からの口伝でしか学べない知恵が満載!
法律相談の現場でうろたえないための、弁護士・司法書士・司法修習生必読の書。
と紹介されています。
著者は、弁護士の中村真先生です。中村先生は、漫画を描く先生として有名であり、また複数の本を執筆している作家であります。中村先生の本は、どれも「面白おかしくタメになる本」です。
本書は、若手弁護士や、弁護士志望の学生向けに書かれた書籍であります。躓きやすい法律相談について、ポイントごとわかりやすく解説されています。また、「法律相談入門」とはされていますが、法律相談に関連する法律実務の勉強にもなります。
中村先生の本を読んだことがないという方、法律相談に興味がある方には、ぜひ読んでもらいたい一冊となります。
『公務員弁護士のすべて』
本書は、
中央省庁、自治体、大学、病院などで活躍する26人の法曹が、実際の経験に基づき多様な視点からその職務内容やキャリアパスを語る、パブリックセクターに活躍の場を求める弁護士に必携の一冊。
です。
近年、国の省庁や自治体、大学などで働く弁護士が増えています。本書は、このような公務員弁護士にスポットを当てた貴重な一冊です。法曹有資格者が、どのように、自治体内部で働いているのか、法曹有資格者のできることは何なのか。将来の進路を悩んでいる学生が読むと、法律に精通している者がどのように社会貢献をすることができるのか考える契機になる一冊となるでしょう。
『法のデザイン』
以下、出版社からのコメントを引用します。
社会のルールたる法は、私たちの生活において欠かせないものである。ルールを意識するということは、メタな視点から物事を俯瞰することでもある。私はこれが「リーガルマインド」の真髄だと考えているが、それはあらゆる物事がネットワークでつながるアフターインターネット時代においてとりわけ重要な視点となってきている感覚がある。
大切なことは、ルールは時代とともに変わっていく/変わっていくべきという認識と、ルールを「超えて」いくというマインドである。ルールを超えていくことは、ルールを破ることを意味しない。ルールがどうあるべきかということを主体的に考えて、ルールに関わり続けていくことを意味する。ルールを最大限自分寄りに活かすことは知性の証明に他ならない。
本書は、アーティスト達の弁護士として活躍している筆者だからこその視点から、法のデザインについて解説されています。法の存在意義を考えさせる一冊です。
フィルムアート社 (2017-02-24)
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『実務ロイヤリング講義』
本書は、
依頼者の「納得」と「安心」を得られるために、法律実務家が取り扱うあるべき技術全般に論及した関係者必携の書。論理的思考と実務への対応能力の涵養に配慮した法科大学院における実務法学教育のための好個のテキスト。(「BOOK」データベースより)
です。
本書は、法科大学院教育における実務授業のを教科書として執筆されたものです。学習した実定法をいかに実務に落とし込むのか。
ロースクール生や、ロースクール進学を考えている学部生必携の一冊です。
『AIがつなげる社会』
本書は、
AIどうしがつながり、つなげる近未来社会の、あるべき社会設計とは。倫理、プライバシー、責任、競争、雇用…AIがつながるネットワークがもたらしうるさまざまなインパクトやリスクを正しくふまえ、AIとヒトが共存していくための条件を探る。
です。
今日成長するAI業界。AIが普及すると、社会はどのように変わるのか。AIと人間が共存していくための条件とは何なのか。AIが普及していく中で、法の存在意義とは何なのか。今まさに考えるべき、AIと法。
弘文堂
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『現代の裁判』
本書は、
日本の裁判の現在―司法制度改革実現後も、その検証・見直しが続く司法制度。その動きをフォローし、統計数値も一新。司法・裁判の最新の状況を、多面的かつ客観的に明らかにする。(「BOOK」データベースより)
です。
裁判の実態について、よくわからないという学生は多いはず。本書を読めば、「日本の裁判の現在」を知ることができる。また、司法権の意義や、民事訴訟法や刑事訴訟法の理解が深まること間違いない。
『法学部生のための選択科目ガイドブック』
本書は、
法学部・法科大学院に入ったけれど、どの科目を選べばよいかわからない―。本書は、そんなあなたのために、基本七法のみならず、各選択科目の概要、履修するうえでのアドバイス、将来も視野に入れた選択の利点、最重要判例、主な教科書など、法律系選択科目をまるごと解説。(「BOOK」データベースより)
です。
司法試験の受験を考えている学生は、必ず読むべきである。各科目の特徴をよく理解した上で、選択科目を決めましょう。
『相続道の歩き方』
本書は、
手さぐりで実務に取り組む若手をはじめ、いま一度知識をおさらいしておきたい中堅の実務家にも役立つよう、相続開始前から開始に至るまで、また開始後も続く相続終了までの道のりを時系列で整理。
それぞれの時点で必要となる基礎知識や手続上の留意点、陥りがちな失敗やそれに対する対処法をユーモアたっぷりのイラストを交えて、面白く、かつわかりやすく解説。
である。
本書は、中村真先生の想像法の概説書。実務家視点からの、相続法の分析が秀逸です。相続法の問題を、実務家はどのように考えて、事案解決を目指しているのか。平易な文章で、面白く書かれているため、相続法の入門書としてもいいでしょう。
『もっと論理的な文章を書く』
本書は、
年間79万3000字以上も書く気鋭の弁護士が明かす読み手がうなずく「書く」技術。(「BOOK」データベースより)
である。
本書は、弁護士である木山先生の著書です。論理的な文章を書くにはどうすればいいのか。年間79万3千字以上も書く木山先生が、文章作成のコツを解説しています。
【今回紹介した書籍】
・法実務からみた行政法 エッセイで解説する国法・自治体法 (法セミLAW ANGLEシリーズ)
・若手法律家のための法律相談入門
・公務員弁護士のすべて
・法のデザイン—創造性とイノベーションは法によって加速する
・実務ロイヤリング講義―弁護士の法律相談・調査・交渉・ADR活用等の基礎的技能 (実務法律講義)
・AIがつなげる社会--AIネットワーク時代の法・政策
・現代の裁判 第7版 (有斐閣アルマ > Basic)
・法学部生のための選択科目ガイドブック e
・相続道の歩き方
・もっと論理的な文章を書く